2013年12月20日

技術の継承~先輩から後輩へ~

今月、加工部に新しい仲間が増えました。
ちょっとづつ色んな作業を覚えてもらっています。

彼女はこれまで焼物の経験がなく全くの素人。
そんな彼女に色んな技術を教えているのが、ベテラン職人さん。

今日は赤絵の線を引く技術を教えていました。

技術の継承~先輩から後輩へ~


絵具のすり方、伸ばし方、線の引き方。
息を止めずに線を引く事が出来なければ、同じ線が引けないそうです。

呼吸とともに線を引かなければ、酸欠で倒れてしまう。
「練習をし始めたころは何度も倒れそうになったよと、ちゃんと息をしながらひかないといけないよ。」

理由はそれだけではないようです。

人は自分の鼓動や呼吸に合わせて体が動きます。
常に一定の呼吸であることで、線も同じ線が描けるということなんです。

息を止めると力が入る、力が入った部分と抜けた部分では線の勢いや強さが違う。そうなるといつも同じ製品を作る事ができません。

有田焼の技術も400年間、先輩職人から、後輩へと綿々と引き継がれて今まで続いてきています。
少しづつ変化し、時代にあったものを作り続けてきた有田焼。その中で受け継がれて、また新しい技術が加味されて、次に続いていきます。



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Posted by On y Va! at 11:42 | Comments(0) | アリタポーセリンラボ
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