2013年12月06日

和食のユネスコ文化遺産登録

昨日、ユネスコの無形文化遺産に和食が登録されました。

12月4日、アゼルバイジャンの首都バグーでユネスコの委員会が開かれ日本の「和食」の食文化を無形文化遺産に登録するかどうかの審議が行われ、決定されました。

登録理由は「和食」の食文化が、正月に見られるように新鮮な食材を使ったおせち料理を囲んで、家族で食事を取るなど、世代を越えて受け継がれ、地域の結びつきを強めているなどということです。

確かに、お正月のおせち料理には一つ一つの料理、食材に意味を込め、1年間の家内安全や、繁栄を祈って家族みんなで頂きます。
ただ、そういった風習もだんだんと少なくなってきているのではないでしょうか?
おせち料理をホテルや料理店、百貨店でお求めになる方も多くなってきました。
もちろんそれを否定できません。キチンとした和食の味を知るためには必要なことだとも思います。
ただ、家族の団らんや、世代を超えて受け継がれる、地域のつながりなどを考えると家庭で作ることにも意味があるのではないでしょうか?

昨日、夕方のニュース番組で一二三庵の女将、近藤陽子さんが次のように仰っていました。

「和食を習う機会がないため、改めて学びたいと言う人が増えている」

確かに、普通に生活をしていると和食を、もとより料理を習う機会が少ないように思えます。もちろん、小学校、中学校ではなんとなく習いましたが、その時の事をどのくらい覚えているでしょうか?

和食のユネスコ文化遺産登録

親から子へ食文化は伝搬してきました。
しかし、ここ50年ほどでそれは変わってきたそうです。
核家族化になり、学歴社会となりました。女性の社会進出も進んでいます。
そんな中、母親が子供に料理を教えなくなったそうです。
料理を作るときは親に聞くのではなく、レシピ集を見るようになったと。

確かに私の母も沢山の料理本を持っていました。料理は料理教室に通って学んだそうです。
そんな母からは少し料理を習った覚えはあるのですが、器の使い方までは習っていないですね。

器に関わるものとして、キチンと和食を学び、その背景にある文化も知る必要があると感じた和食のユネスコ文化遺産登録のニュースでした。

ちなみに日本の無形文化遺産の登録は、歌舞伎や能楽などに次いで22件目となるそうです。



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Posted by On y Va! at 11:35 | Comments(0)
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